ラインマーカーなんて勉強で使うな!
皆さんは勉強をするとき、重要そうな箇所にラインマーカーや色ペンで印をつけたりしていませんか?
そんな皆さんに対して、僕はシャーペンしか使いません。
逆効果だからです。
旧帝大の大学院を出ている僕が言うのですから、そこそこ参考になると思います。
色が付くとその部分しか見なくなる
重要そうなところに色を付けておいて後で効率良く見返す。
重要なところを反復したんだから成績も伸びるはず。
言いたいことはわかる。
でもそれ、間違いです。
なぜなら、色を付けた部分しか見なくなるからです。
人間の記憶は、関連する記憶が多いほど頭に残りやすくなります。
色を付けた場所だけではなく、その周りも見て関連する記憶を増やさないと成績は伸びないのです。
そもそも、参考書には重要なことしか書かれていない
ラインマーカーを引きたくなる対象と言えば参考書でしょう。
ですがよく考えてみてください。
参考書に無駄な情報が載っていると思いますか?
答えはNOです。
そんなものを載せるくらいだったら本を薄くした方が、販売側からしたら低コストになります。
なので、参考書にラインマーカーを引く必要性はありません。
勉強した気になる
ラインマーカーを引く作業は単語帳を作るのに似ていると思います。
単語帳って頑張って作るとめちゃくちゃ達成感があるし勉強した気にもなるのに効果が無いんですよね。
作業そのものに集中してしまうからだと思います。
ラインマーカーも同じです。
引いて満足する。
その後が大事なのに。
なんで勉強したのに成果が出ないんだろう、と悩み挫折する
頑張って参考書にラインマーカーを引きまくり、何度も見直し、テストに臨む。
なのに何故か成績は上がらない。
自分には才能が無いんだ、、、
そうして挫折して行った大人たちは言います。
『勉強なんて社会では役に立たないよ。』
ですが、上記を読めばお判りいただけていると思います。
覚えづらい方法で覚えようとしているから覚えられない、ただそれだけのことです。
シャーペンでぐるぐるしとけ!
そこで私がお勧めするのは、ラインマーカーでもペンでもなく、シャーペンです。
鉛筆でも良いです。
ぐるぐる大き目に〇を付けておくのがポイントです。(後述)
また、重要そうだからというよりも、『ここ躓いたな』とか『良くわからんから今度誰かに聞こう』みたいに思った苦手ポイントにマークを付けると良いでしょう。
前述したとおり、参考書に無駄な記述はありません。
ぐるぐるを大き目に書けば周囲も見る必要が生じる
ぐるぐるは大き目に書きましょう。
なぜなら、大き目の〇に囲まれていると中心がどこか良く分からなくなるからです。
中心が明確でないため、周囲をざっと読み、『ああ、ここだったな』と思い出します。
ほら、思わず周囲をざっと読んじゃったでしょ?
色が黒だと目立ちすぎないから周りにも意識が行く
『なんでシャーペンなんだ?』
『ラインマーカーでぐるぐるしたっていいじゃないか。』
そんな声が聞こえた気がしました。
ポイントは、色が黒いことです。
マークをつけるにしても、色が黒であればそこまで印象は強くありません。
周りにも目を向けることができるでしょう。
関連する記憶が増えて、脳へ定着しやすくなります。
オシャレな見た目にならないから勉強した気にもならない
ラインマーカーで線を引くとカラフルだしオシャレな感じがするし勉強した気になりますよね。
でも、シャーペンで雑にぐるぐるされている参考書は?
あんまり人には自慢できないですね。かっこ悪いですから。
かっこ悪いとドヤァって感じにならないので勉強した気にもなりません。
達成感も無いけどな。
いかがだったでしょうか。
仕事のできるできないと学生時代の成績にはあまり相関がありませんが、勉強はたぶん無駄じゃないですよ。
ちなみに僕は三菱鉛筆のアルファゲルを愛用しています。ぷにぷにです。