数年内にこんな会社辞めてやるからな?って思ってから心がちょっと楽になった

  • LINEで送る
(タップ)つらいエピソード を読む

会社がもうだめそうで、つらい

ホワイト企業と聞いて入社したのに残業が続いています。

社内の体制もとても古い感じでクソな会議が残業時間に開催されます。

リソースは人・物・金・知見の集積、すべてにおいて破綻し阿鼻叫喚。

さあ、どうするつらみん!頑張れつらみん!

クッソ。

数年内にこんな会社辞めてやるからな?って思ってから心がちょっと楽になった

なんで俺はこんなに頑張っているんだ!

せめて定時に帰りたいのに21時まで残業。会社に13時間軟禁される毎日。家に帰るともう食事と就寝しかできないような時間だけが残る。

ふざけるな。僕はこんな人生を送るために生きてるんじゃない。

(21時なんてまだまだ早いじゃん。甘えんな。そう思ったあなた。病院に行った方が良い。手遅れになる前にね。人間の体は長時間労働に耐えられるようにはデザインされていない。)


スポンサードリンク

分かりやすい現代クソ企業

実は僕、ホワイト企業と聞いて入社しました。でも残業が続いています。ちなみに職種は設計開発。いわゆるエンジニアです。

社内の体制もとても古い感じでクソな会議が残業時間に開催されます。しかも意思決定は激遅。リソースは人・物・金・知見の集積、すべてにおいて破綻し阿鼻叫喚。

そんななかでも『俺たちの頃はこんなもんじゃなかったよ(笑)』などと自慢げに語る諸先輩方。頭がおかしい。現状を変えようとせずに放置し続けたそのクソな所業を美化しないでほしい。ハム太郎でも怒りのあまり噛みつくと思う。

しかも、開発部門はこんなに阿鼻叫喚なのに明らかに暇そうな部署も結構ある。一体何なんだ。

(ここでは僕が無能であることは棚に上げます。よろしくお願いいたします。)

時間が無いのに求められるクオリティー

時間がない。とにかく時間がない。

開発計画が最初から決められていて適切なバッファが無いために当然遅延する。

昔は違法な残業をしてでも間に合わせていたそうです。ご苦労様です。でも今は平成の終わり。労働環境の変化を開発計画にフィードバックしてください。

あなた方が大好きなPDCAサイクルをぐーるぐるさせてね。PDPDPDPDPDPDDDCDDDはっはっは!

ちょっとそこの男子!昼休みに仕事しないで!私もしないとイケない空気になるでしょ!

そんな中でもクオリティーは求められます。でもあまりにも時間がない。そうすると結論ありきの実験や計算をするようになる。当然だよね。『これじゃだめでした!』って報告して設計を変更する余裕なんてないもんね。大丈夫ってことにするしかない。

だからみんな見えないところで怪しい計算をしていたりする。もちろん僕だって例外ではいられない。そうやって見た目上のクオリティーを保つ。その計算は『厳しい条件でも耐える』ための計算だったりするから案外最後の最後まで顕在化しなかったりする。そこら辺の見極めが、ベテランはうまい。でもね、そんなことをするなら計算なんてしない方がマシなんじゃないか?

『成果みたいなもの』を何年も作り出していながら心がおかしくならない人たち、逆にすごいと思う。

頑張っていたら心が虚無になった

そうやって自分に嘘をつきながらクソな残業をしていたら心に虚無が訪れてしまいました。

ノー残業Dayにいつもより早めに家に帰っても抜け殻のように横たわることしかできなかった。

遠くに合わせられない目の焦点。体にのしかかる目に見えない錘。諦めにも近い無力感。

こんなはずじゃなかった。

ちなみにそんなときはベンザブロックを飲むとなんか元気になる気がします。でもね、そういうことではないんだ。本質的な解決にはならない。

(⇒銀のベンザブロックは心の風邪にも効く気がする

責任感を感じるなんてバカバカしい

頑張って頑張って虚無に襲われているとき、気づいたことがありました。

『遅延したときって計画を考えて管理している人たちが責められるべきなのでは?』

冷静に考えれば当たり前だった。マネージャー(使用者側)が悪い。

時間がないからって無理させられている僕らが責任を感じないといけないのはなぜなんだ。むしろ謝ってほしい。

『設計開発部隊が無能なのがいけない』というのも一理あるが、それ以前に設計開発のリソース(能力含め)を鑑みた計画を立てられていない方が悪い。

無論、採算性の問題からリソースを増やせないというのはわかる。だがそれは、事業の破綻を意味する。

数年内にはやめなければなるまい

僕の心と体、人間の全部オリンパス(〇は伏字)が持つかどうかにかかわらず、この会社に長くいることできないと思っている。

なぜなら、実態として事業が破綻しているからである。

そしてつまんなくて死にそうだからである。エンジニアにとって『つまんない』は毒薬である。

なので最近は『数年内にこんな会社辞めてやるからな?』と思いながら仕事をしている。

数年内というのは、クソな企業ではあるけど『量産製品を発売する』みたいな企業じゃないとできないこともあるので、せっかくだし一通りは経験して糧にしてやろうという魂胆だ。数年なら会社も存続しているだろうし、せめて僕の人生に貢献してほしい。

数年内に消えるのだから、時間がないのに成果を出せと言われて捻りだした成果のようなものが後になって問題の火種になったとしても知ったことではない。

そう考えると心がちょっと楽になった気がした。責任感というのは日本社会ではの望ましいものとされるが、それは奴隷を使役する側にとって望ましいのであって、あなたにとって望ましいものではない。

もちろん、可能な限りのことは労働時間の範囲内では行うし命令にも合法なら従う。とりあえず成果を出せというならそうしてあげましょう。責任はそう命令した側が僕が居なくなった後に取るはずだ。

僕は尊敬されるヒモになりたい

では辞めた後はどうするのか。

未定である。でも多分、労働に向いていないんだと思う。

良くも悪くも洗脳されやすい人間でないと現代社会での労働には耐えられないのではないだろうか。『楽しまないと仕事はできるようにならないよ?』みたいなふざけた言葉を真に受けられる人でないとだめだ。楽しくないものは楽しくないのだ。

ではどうしたいか?

僕は、尊敬されるヒモになりたい。


  • LINEで送る

スポンサードリンク

コメントを残す