
【読書】妻の化粧品はなぜ効果がないのか/それは言っちゃいけない。消されるぞ。
今回は北條元治さんの『妻の化粧品はなぜ効果がないのか』の読書感想文をお送りします。
このタイトルを見た瞬間『あ、消される』って思いました。
でも男性なら誰もが一度は疑問に思う内容でしょう。(消さないで。)
私が体を張って内容を軽く紹介しますので、興味があったら妻とか母とかに薦めてみてください。
(⇒書籍レビュー)
最初の第1章に書かれている化粧品の話だけ読め
本書のタイトルに興味を持って買ったわけですが、実は化粧品の話は最初の30%だけです。
残りの70%は老化の生物学的なお話です。
私の場合、最初の30%は楽しんで読みましたし母や祖母に読み聞かせたくなりましたが、残りの70%は退屈でした。
ですので、最初の30%にあたる第1章だけ読めば良いと思います。
ここだけでも価値はあると思います。
高校の生物の知識があると良いけど、、、
この本は医学博士が書いた本だからか、生物学的な内容がとても多いです。
ですので、高校の生物Ⅱあたりまでの知識があるとベターではあります。
でも、専門的な言葉を読み飛ばしても意味が通るような文章になっています。(化粧品の話は。)
わかる言葉だけ拾って読んでも大丈夫です。
『そういうものなのかぁ』でも読む価値があると思います。
特に私の母。
(ちなみに、第1章より先の老化に関する内容は、理系大学院卒の私でも調べながらでないとついていけませんでした。なお、お勉強はできても仕事はできません。よろしくお願いいたします。)
化粧品の話をざっくりまとめると
本書の内容を一言でまとめると
『化粧品に関しては、紫外線と保湿だけ気にしとけ。あとは効果ない。』
です。
あとは下記のようなことが書いてあります。
◆洗顔後の化粧水は逆効果(まじかよ)
◆化粧品は肌の奥まで届いてはいけない法律がある(まじかよ)
◆紫外線対策は強いやつほどアレルギーになりやすい(まじかよ)
◆コラーゲンやヒアルロン酸は皮膚から吸収されない(せやな)
◆コラーゲンやヒアルロン酸は食べても他の栄養に分解される(せやな)
◆バランスの良い食事をした方が効果ある(あ、はい)
(などなど。ほんの一部を抜粋。)
上記のような内容に関して、生物学チックに説明してくれます。
そりゃそうだろな話からマジですかな話まで色々ありましたが、納得のいく説明をしてくれていました。
あとは内容を咀嚼して、あなたの奥様やお母様に諭すだけです。
(命は保証できません。自己責任でお願いいたします。)
グッときた著者のお言葉
ここまでは第1章の化粧品のお話についてだけ触れましたが、せっかく全部読んだので、グッときた著者のお言葉をいくつかご紹介しようと思います。
何も高価なスキンケア化粧品を使う必要はありません。シンプルな成分のスキンオイルで十分ですし、500円以下の化粧品を使ってもいいでしょう。
(Kindle版 位置No.363より引用)
「おなかいっぱい食べて、楽々痩せる」なんて方法はあり得ません。
(Kindle版 位置No.537より引用)
カロリーゼロの食品でも肥満する
(Kindle版 位置No.541より引用)
美しい肌、年齢不相応な若さを人生の目的としてはならないということです。
(Kindle版 位置No.1655より引用)
グッとくるというか、グサッときますね。
いかがだったでしょうか。
命の危険を顧みず、奥様やお母様に薦めてみてください。(自己責任で。)
(⇒書籍レビュー)
Good luck!!!
妻の化粧品はなぜ効果がないのか 細胞アンチエイジングと再生医療 (角川SSC新書)