面接での『何か質問はありますか?』対策8選
就活をしていると面接の終わりに大体聞かれることがあります。
『何か質問はありますか?』
ねえよ。
でも何か聞かないといけない空気が漂います。
そこで、今回は面接官の年齢別におすすめの質問を8つご紹介します。
また、それぞれの質問の狙いについても解説します。
①会社での一番の大失敗を教えてください。(対象:全年齢)
この質問は汎用性が高いです。
人間は自分が乗り切った困難を語るのが大好きです。
それは偉いおじさんでも若手でも変わりません。
また、失敗したのに今も会社にいるということは、リカバリーできたか、または糧にできたかの二択です。
何にしろ自慢話をさせることができます。
しかも、結構リアルな現場の話が聞けると思います。
(なお、張り詰めた空気の面接の場合はお勧めしません。)
②仕事を任せたくなる若手の特徴はありますか。(対象:偉い人)
この質問は部下に仕事を振り分ける立場である管理職以上の偉そうな人におすすめです。
やる気をアピールするだけでなく、現場が求めている人物像を聞き出すことができます。
人事と現場が求める人材は食い違っていることも多いです。
人事はきれいな言葉を並べたがりますが、現場は泥臭いものです。
私は就活の最後の方、A社とB社で悩みましたが、この質問の回答が
A社『じっくり考えて自分で歩けるやつ。』
B社『スピード感があるやつ。Yes, I do.が大事。』
だったことから、自分に合っているのはA社の方であると判断できました。
(のろまなので。)
③この若手は伸びそうだなと思うような若手の特徴はありますか。(対象:中堅以上)
質問②の言い方を変えて、チームリーダーとして部下を持っているであろう中堅に対しても使えるようにしたものです。
誰に仕事を任せるかを決めるのは管理職の仕事ですが、チームを任されていれば若手の指導はしているはずです。
また、管理職と実務を担うチームリーダーでも求める人物像が食い違う場合があると思います。
社内の雰囲気が分かると思うので次回の面接で偉い人に遭遇したら②の質問をしてみると面白いかもしれません。
やる気アピールと現場が求める人物像の把握にお使いください。
④仕事をする上で大事にしていることを教えてください。(対象:中堅以上)
中堅くらいになると自分の仕事に自信が出てきて自分語りをしたいお年頃なのではないでしょうか。
敬意をこめて傾聴してあげて良い気分にさせてあげましょう。
また、面接官になれるような中堅社員は社内の評価が良い方なはずです。
そんな人が大事にしてきたことですから、そこそこ参考になるのではないでしょうか。
⑤仕事をしていて一番辛い瞬間はどういうときですか。(対象:中堅以下)
『嬉しかった経験』を質問する就活生は多いと思いますが、ありきたりな答えしか返ってこないですし特に意味はないです。
そこで、逆に『辛かった経験』を聞くのはいかがでしょうか。
メーカーの技術職であれば、生みの苦しみ的なリアルな話が聞けると思います。
ただし、注意してください。
偉い人には使わない方が良いです。
辛いというワードは甘えた印象を与えます。
偉くあればなるほど甘えに対して厳しくなっていくので、中堅くらいが上限だと思います。
⑥学生のときにやっていたことで特に会社で役に立っていることはなんですか。(対象:中堅以下)
中堅以下くらいであれば、まだ学生だった頃の思い出が残っていることでしょう。
せっかくですので、気が向いたら回答してくれた内容を参考にしてあげても良いと思います。
また、この質問に対し
『学校なんて何の役にも立たないんだぞ。』
的なことを言っていたら要注意です。
その人はただ単に上手く活かせなかっただけです。
つまり無能です。無能が面接官をやっている会社です。
⑦学生のときにやっていたことで思いのほか会社で役に立っていることはありますか。(対象:中堅以下)
⑥の質問では『勉強』とかありきたりな答えが返ってきがちです。
そこで、ちょっとアプローチを変えてみましょう。
面白い回答が期待できるだけではなく、意表を突く『思いのほか』というワードによって
『こいつ、できる、、、』
と、一目置かせることもできるかもしれません。
⑧入社前と入社後でイメージと違っていたことはありますか。(対象:若手)
年齢が近く話しやすい人事の若手っぽい面接官には、ちょっと砕けたことを聞いてみてもいいと思います。
どんなに頑張って説明会に行っても、内部の空気感というのはなかなか分からないものです。
きっと人事のお兄さんお姉さんも入社直後は色々と戸惑って、やっと慣れてきた頃なのではないでしょうか。
御社で働くイメージを掴むためにも聞いてみるといいと思います。
いかがだったでしょうか。
8種類の質問があれば一社分は余裕だと思います。
使えそうなのを覚えておいてピンチな時に使ってみてください。
(場の雰囲気には注意してくださいね。張り詰めているときは無難なやつをチョイスしましょう。)