寝るのがもったいない?走って逃げれば大丈夫さ。

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地点A
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寝るのがもったいなくて、つらい

また今日が終わろうとしている。

朝起きたら短時間で身支度を済ませて会社に行った。

帰ってきて夕飯を食べたら、もうこんな時間だ。

なぜ寝たくないかというと、答えは簡単だ。

寝たら今日が終わってしまう。

もったいない。

寝なくても24時を過ぎれば明日が来る?

そんなことはない。

テレビの放送時間だって『25時より放送中』みたいに書いてある[1]じゃないか。


 

みたいなことってありますよね。

そこで、迫り来る『』から逃げる方法を考えてみました。

走って『時』から逃げよう!

迫り来る『』から逃げたい、、、

そう思ったとき思い出しました。

地球には時差がある!と。

つまり、

地球が回るより早く走ればいいじゃん!

というわけです。

ということで計算を始めます。

今回は5ステップに分けて説明します。


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Step 1. ある地点での回転半径を求めよう

図1のようにある地点Aの緯度をθ [度]とすれば、A地点での回転半径は

『(地球の半径) × cosθ }』・・・(1)

になります。

地点A

図1 緯度と回転半径

Step 2. ある地点が一日に動く距離を求めよう

地球が一周する間にA地点が動く距離は

『2 × π × (1)』・・・(2)

になります。

Step 3. ある地点が一秒間に動く距離を求めよう

一日は24時間、1時間は60分、1分は60秒なので、A地点が一秒間に動く距離は

『(2) ÷ (24 × 60 × 60)』・・・(3)

になります。

Step 4. 具体的な速度を計算しよう

まず、地球の半径はだいたい6400 kmくらい[2]です。

また、日本の緯度は東京都庁の緯度を参照すると35度くらい[3]です。

この値を(3)式に代入すると、、、

380 m/s

やったぜ音速越え

音速は中学くらいで習ったようにだいたい340 m/sですね。

しかし、走って追いつく速さじゃない

じゃあ寧ろ何度なら走って逃げきれるんだ?

Step 5. 走って逃げ切れる緯度を求めよう

まず、足の速い人がどのくらいで走っているかというと

ウサイン・ボルトさんが100 mを9.58秒で走ったのが世界記録[4]みたいです。

つまり、10.4 m/sくらいでなら走れる、ということです。

『(3)式 = 10.4』・・・(4)

ですので

『θ = cos-1{10.4 ÷ (地球の半径[m]) ÷ (2 × π) × (24 × 60 × 60)}』・・・(5)

これを解くと

89度

なるほど、北極か南極まで行けば『』から逃げられそうですね!

やったぜ!

参考

[1]SQUARE ENIX:2017年冬アニメ作品!(2017/2/22 閲覧)

[2]新村出記念財団:地球, 広辞苑 第六版 DVD-ROM版, 岩波書店, 2010

[3]国土交通省 国土地理院:東京都 市区町村の役所・役場及び東西南北端点の経度緯度(世界測地系)(2017/2/22 閲覧)

[4]Yahoo Japan:世界陸上:世界記録・日本記録一覧(2017/2/22 閲覧)


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